京都での出産なら産婦人科「医療法人倖生会 身原病院」TEL:075-392-3111

京都府西京区・右京区・南区からのアクセス至便


京都での出産をお考えなら産婦人科「身原病院」へお越しください。おいしくて栄養価のある食事が評判、女医による診察もお受けしております。

HOME -> 出産豆知識 -> 出産にも保険が適用、韓国

出産にも保険が適用、韓国

出産に関する豆知識 ~世界各国の出産事情~

日本と国境を接する国の一つ、韓国。羽田空港からならソウルまでたったの2時間半弱です。
そんな隣国、韓国は今でも儒教が根強く生きる国です。

儒教による考え方は、大まかに言えば
・人間は子孫を通して永世を得る
・子孫は親から命を得る
・だから子孫は親を大切にし、祖先を祀る責任を持つ です。「家族」という考え方・結び付きがとても強いのですね。
そしてこの「家族」を直系で維持することをとても誇りにしています。

そう、韓国では妻に対して、跡継ぎたる「男の子」の出産が強く求められます。そのせいか、韓国では生まれてくる子供が「女の子」と分かると、妊娠中絶が行われるケースが結構あるそうです。また儒教の教えは「シングルマザー」の存在を容認しません。そのため、未婚での妊娠は妊娠中絶につながりやすいようです。

出産費用は韓国の方が全然掛からないみたいです。そもそも韓国では出産に保険が適用されます。日本はご存じの通り、保険は適用されず、当院での出産は42~50万円くらいですが、韓国では費用を抑えれば日本の1/5くらい。ケースによってはもっと低い場合もあるようです。もっとも日本の場合、健康保険に加入していれば出産育児一時金が42万もらえる(※1)ので、大きな助けになりますけどね。

そんな韓国も出生率の低下には悩んでおり、状況は日本より深刻です。前回のスウェーデンでもお話ししたとおり、日本の出生率は1.37(※2)。スウェーデンの1.85(※3)やアメリカの2.12(※3)と比べるととても低い数字ですが、韓国は更に下回る1.19(※3)。原因については諸説ある様ですが、教育費の負担が特に大きいようで、教育費の私的負担では韓国が世界一の高さだそうです。そのためか、「子供をもっと産みたい」と考える人(※4)の割合は、日本の43%弱とほぼ同じの43%強。

ちなみに韓国の出産事情で日本と異なるのは、多くの産院で麻酔医が常勤しており、無痛分娩が推奨されていること。また計画的な帝王切開の実施率が40%以上。この辺りは医療制度の仕組みにも関係しているようです。他にも、多くの産婦人科医は母乳を推奨していない、というのも日本とは異なりますね。これは粉ミルク等人工乳の普及が日本より広いためだとは思うのですが、母乳の持つ本来の力を考えると思わず考えてしまいますね。

※1・・・勤務先の健康保険や、自治体によっては+αの支給もあるそうです
※2・・・2008年の合計特殊出生率(概数)です(出典:厚生労働省資料)
※3・・・2008年の合計特殊出生率です(出典:厚生労働省資料)
※4・・・希望する子供の数を産んでいない20~49歳の男女約1000人が対象の調査(出典:内閣府資料)