中絶禁止―メキシコ
出産に関する豆知識 ~世界各国の出産事情~
メキシコ合衆国、通称メキシコ、言語はスペイン語。
メキシコは、北アメリカ大陸の南部に位置、日本の約5倍強の国土を持つ中南米の大国です。日本と同様に地震が多い国です。国民の大半は国土の中央部に位置するベラクルス、メキシコ市、グアダラハラなどに住んでいます。
トウモロコシの平焼きパン「トルティーヤ」にアボガド、肉、野菜等の具をのせて食べる「タコス」は代表的なメキシコ料理ですね。
メキシコの総合病院は公立と私立があります。公立病院の医療費はメキシコ社会保障庁(IMSS)(※1)に加入していると原則無料で分娩費用もかかりません。しかし、予約制で診察は何週間も待たされたり、人が多く緊急時でも待たされたりと、サービス的に問題があるようです。
その点、私立の総合病院かプライベートクリニックのある産婦人科では、全て個室、部屋によってはホテルのジュニアスイートと言う感じとか。もちろん医療費は有料で、部屋のランクにより料金は違い、お金のある方は、このようなホテル並みの病院で最先端医療の元で出産するそうです。
自然分娩で2~3日、帝王切開で3~4日が一般的入院日数で、無痛分娩が主流で、帝王切開も多くなっているそうです。
メキシコは9割がカトリック信者で、原則として中絶が禁止されています。レイプや健康上問題がある場合は許可されていますが、この場合でも中絶するのは難しいそうです。そのためかどうかわかりませんが、シングルマザーも多くいるそうです。
NGO(※2)「カサ・ダヤ」、虐待やレイプなどによりシングルマザーになった少女達の自立を支援する施設があります。
医学は結構発達していますが、貧富の格差が激しい社会で、医療の受け方にかなりの違いがあるのですね。
(※1)・・・基本的に公務員を除く労働者は、社会保険に加入が義務です。
保険料は労働者70%、残りは雇用主と国が援助。
(※2)・・・Non-Governmental Organizationの略で、「非政府組織」。

