無痛分娩が半数-スイス
出産に関する豆知識 ~世界各国の出産事情~
スイスは、まわりを5つの国に囲まれた26州からだきた連邦国家、永世中立国です。首都はベルン。
マッターホルン、ユングフラウ、モンブランなど、国土の約半分が標高1,200m以上の山に占められてします。スイスの作家ヨハンナ・シュピリ氏の児童文学作品、「アルプスの少女ハイジ」は皆さんご存知かと思います。
スイスの出産は、母親学級、妊婦検診、分娩は、サージュ・ファム(※1)と呼ばれる助産師さんが主導になり行なっています。産婦人科医は、帝王切開、会陰切開など外科手術が必要な時と出産時の立会いのみだそうです。無痛分娩の場合は麻酔師が、帝王切開になると小児科医も立会うそうです。また、夫の立会いはあたりまえだとか。
産科医として開業している病院で臨月まで妊婦検診を受け、総合病院で出産することが多いそうです。日本でも同じようなケースがあり、分娩の設備がなく、妊婦検診のみの産婦人科病院では、担当医が出産できる病院を紹介します。
出産方法としては、無痛分娩が半数以上、帝王切開は1998年22.7%、2007年32.2%(※2)と3人に1人が帝王切開で出産しており増加傾向にあります。
スイスは、日本のような国民健康保険制度がなく、民間保険会社の基本健康保険に入る事が義務化されているそうです。基本健康保険では、年間自己負担額(免責額)を300~2500フラン(※3)の間で上限を自分で設定し、月々の保険料の支払い額を決めます。年間自己負担金を上回った治療費が保険会社から支払われます。一般庶民にとっては、基本健康保険の掛け金は年々保険料も上がっており、家計を圧迫しているそうです。
保険の掛け金によっては、妊婦検診料、分娩費用は無料となるそうですが、基本健康保険に加入していない場合の出産費用は約200万円、帝王切開だとプラス約50万円の追加料金だそうです。結構な出費ですね。
いつ病院のお世話になるかわかりません。基本健康保険に入っていないと大変な出費となります。出産費用を比べて見ても明らかですよね。
(※1)・・・日本の昔のお産婆さん。
(※2)・・・スイス助産婦協会発表。
(※3)・・・1スイスフラン約80円。

