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自然なお産が流行―デンマーク

出産に関する豆知識 ~世界各国の出産事情~


北欧のデンマークは、九州とほぼ同じ面積で、国土の64%が農地で、起伏の少ない平らな国です。首都はコペンハーゲン。
デンマークは世界一課税水準が高く消費税は25%、所得税は50%(※1)。しかし、医療費、教育費は無料、老後の生活も保障されている、すぐれた福祉国家で「世界一幸せな国」と言われています。


高い税金が影響している事もあるかと思いますが、ほとんどの女性が仕事をしており共働きの家庭も多いそうです。政府も児童福祉政策に力を入れ、子供のための施設の完備、男性の育児休暇など仕事と子育てが両立できる環境を整えて、女性の社会進出を応援しています。出産率も回復し1.9人と先進国では高く少子化の日本では羨ましい話しです。

デンマークの医療は、ホームドクター制度で、だれでもがホームドクター持ち、どんな病気でもホームドクターに受診してから、必要に応じて専門医、病院に振り分けて紹介されます。ですから、ホームドクターは、内科、外科、小児科、産婦人科等を診る資格と知識が必要とされます。


妊娠したかな~と思ったら、ホームドクターで診察を受け妊娠が確認されると出産前後2回程の検診を受けます。ホームドクターの紹介でヨーモア(※2)と呼ばれている助産師のもとで定期検診を受けます。いざお産はというと、病院で助産師さんの仕切りで、夫や近親者の立会いのもとで行います。ですから出産までに、ホームドクター、ヨーモア、病院と3ヵ所で診察を受ける事になります。日本では、妊娠初期から出産まで同じ産婦人科で診てもらう方が多いと思います。


デンマークの出産はあくまでも自然分娩。シャワーを浴びたりお風呂に入ったりしながら陣痛に耐え、会陰切開などせず時間をかけて自然に出産に挑みます。産まれてすぐに赤ちゃんを抱きお乳をあげるそうです。産湯につからず、最初のお風呂は3日目とか、日本とは随分と違いがありますね。
もちろん出産にかかる費用は無料です。また、一人目懐妊までの不妊治療費(体外受精含む)も無料だとか。


時間をかけて自然なお産に挑む、日本の助産院での出産と似ていますね。


(※1)・・・少子化をのりこえたデンマーク (朝日選書)による。
(※2)・・・直訳すると「大地の母」。