干支
2020.01.18 日常のこと
2020年の干支はねずみです。
ねずみはたくさんの子を産むことから『子孫繁栄』の象徴と言われています。
この病院でもたくさんの元気な赤ちゃんが生まれることを願っています。
十二支で、なぜねずみが一番なの?ねこはなぜ入ってないの?と思われると思いますが、
昔から語り継がれてきた民話を紹介します。
昔々、ある暮れに神様が動物たちに『私のところへ新年のあいさつに最初に到着したものから12番目の者までを1年交代でその年を代表する動物の大将にしてあげようと』言う、
おふれをだしました。
動物たちは自分こそが1番になると、はりきっていました。ところがネコは話を聞きもらし、
ネズミに尋ねましたが、わざと1日遅れの日にち教えられ、ネコはそれを真に受けて帰って行ったそうです。
元旦となり足の遅いウシが誰よりも早く夜明け前に出発しました。すると牛小屋でこの光景を見ていたネズミが、こっそりとウシの背中に飛び乗りました。ウシはそんなことは知らず神様のところへ行くと、まだ誰も来ておらず門も閉まったままで、自分が1番だと喜び、
門が開くのを待っていました。
朝がきて門が開いたとたん、ウシの背中からネズミが飛び降り1番となってしまいました。
残念ながらウシは2番となりました。
ネズミにだまされ1日遅れで出発したネコは、13番目となり、それ以来ネズミを恨んで追い回すようになったそうです。
子(ねずみ)という字の成り立ち、ねずみにまつわることわざなど、いろいろ調べてみるのも楽しいかもしれませんね。
今年も素晴らしい1年となりますように。