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婦人科の選び方

2021.02.01

産婦人科


婦人科の選び方

今や働く女性は日本でも当たり前になってきており、それに伴い働く女性の多くの方には生理痛やPMS(月経前症候群)など婦人科系の悩みを抱える方が増えてきています。日本医療政策機構によると、働く女性の婦人科受診率は2割と先進国の中で群を抜いて“低い”というのが現状です。未受診の理由は、「健康なので行く必要がない」と思っている方が多いようです。
女性にとって毎月当たり前にくる生理は、健康状態を毎月教えてくれるサインのひとつです。何かしらのトラブルはそのまま放置せずに、婦人科に相談することが将来の妊孕性(にんようせい)を守るため、また健康を維持するためにもとても大切になります。しかしながら、婦人科に行くのには気が引ける、どこに行ったらよいか分からいないというような声をよくお聞きします。婦人科疾患においても「もう少し早く来てもらえれば」ということは多々あります。そのため、今日は婦人科の選び方や受診するときのポイントについて、お伝えしたいと思います。

≪目次≫

  1. 1.医療機関の選び方のポイントは?
    1. ①診察してもらいたい内容に特化している医療機関を選ぶ
    2. <不妊治療希望の方>
    3. <乳がんの検査希望の方>
    4. <乳がんの検査希望の方>
    5. <更年期障害の方>
    6. <未成年の方等>
    7. <その他一般婦人科の方等>
    8. ②女医の有無で決める

1.医療機関の選び方のポイントは?

婦人科の選び方

①診察してもらいたい内容に特化している医療機関を選ぶ

婦人科といっても、患者様の都合や医療機関側の体制によって内容が変わります。そのため不妊、乳がん、ピル、更年期障害、未成年、その他一般婦人科に分けてご紹介致します。

  1. <不妊治療希望の方>

    例えば不妊治療も視野に入れた婦人科を探している場合は、女性と男性両方の不妊検査ができる病院をお勧め致します。不妊の基本的検査は、女性は基礎体温測定、超音波検査、内分泌検査、性病検査、卵管疎通性検査、経管因子検査などがあります。そのうちどれかひとつでも異常が潜在していると妊娠しにくくなる可能性があるため、全身を検査できる病院を選ぶ方が良いです。

    また男性の不妊検査は、精液検査と泌尿器科的検査があります。そのうち精液検査は、不妊治療に特化している施設であれば婦人科でも検査ができる医療機関が多いです。不妊治療の原因は女性も男性も同確率であるため、両性の検査ができる医療機関を選ぶことで一つの医療機関で検査が完結するのでお勧めです。

  2. <乳がんの検査希望の方>

    乳がんは婦人科で診てもらえる場合もありますが、基本的に乳腺科となり別の診療科になります。そのため婦人科や産婦人科ではなく、乳腺科がある医療機関を選ぶのが良いです。また健診センターでも乳がん検査を受けられる医療機関がありますので、検診センターも候補になります。

    また乳がん検査は定期的に受診してゆくのが望ましく、通いやすい所を選ぶのもポイントです。また検査にはマンモグラフィーと超音波(エコー)があり、それぞれ得意な対象が異なっており医師の判断で使い分けたり併用したりします。そのためどちらか片方の検査が受けられるのではなく、両方の検査ができる医療機関を選ぶこともポイントです。

  3. <ピル処方希望の方>

    避妊のためにピルが欲しい、生理痛やPMS(月経前症候群)の治療でピルが欲しいという方は、3ヶ月に1回は通っていただく必要があるため、通いやすさを最重視している方が多いようです。

    自宅もしくは勤務先から通いやすい場所にあることや、できればお住まいの市町村にある医療機関がお勧めです。ピル処方の時には子宮頸がん検査が必要になるため、自治体から1〜2年に1度届く子宮頸がん検診のクーポンが使える病院を選ぶ方が、コストを抑えるためにも良いと言えます。

  4. <更年期障害の方>

    更年期障害の悩みで婦人科を受診する際には、ホルモン補充療法以外にも漢方を処方できる病院かどうかも視野に入れると良いです。更年期障害の治療は難しく、ホルモン療法で乳がんのリスクをあげるなどデメリットもあります。リスクを最低限抑えながら更年期障害の治療をしたい方におすすめなのは、漢方による体質改善治療です。より選択肢を広げるためにも両方の治療が選べる医療機関をお勧めします。

  5. <未成年の方など>

    未成年など若年の方の婦人科受診も、もちろんどの医療機関でも受け付けています。アフターピル処方や生理の相談など、内診無しで対応してもらうことも可能だと思います。心配であれば親御さんやパートナーの方などと一緒に受診することも可能です。一人で悩まずに何か心配なことがあれば、一度受診しましょう。

  6. <その他一般婦人科の方など>

    不正出血、腹部の痛み、生理異常、かゆみ・おりもの異常など、婦人科疾患全般的に婦人科又は産婦人科を標榜している医療機関で相談が可能です。婦人科疾患も早期発見が早期治療につながりますので、信頼できるかかりつけの医療機関を決めておくことが大事です。必要な検査がその医療機関にない場合は、近隣の検査体制が整っている医療機関と連携して検査が可能ですので、気軽に相談できる医療機関を持っておくことがポイントです。

婦人科の選び方

②女医の有無で決める

婦人科は内診が必須の診療科になるため、女医の方が緊張しない方もいらっしゃると思います。女医が勤務している医療機関であれば、最初に女医希望とお伝え頂くと診察も内診も女医が診察して頂けると思います。医療機関によっては常に外来に女医がいないケースもありますので、事前にホームページなどで女医の外来診察があるかを確認して受診すると良いでしょう。

2.どんな症状でも相談していいの?

婦人科は、女性であれば何歳からでも相談が可能です。また体調不良があるのに他の診療科を受診しても原因不明である場合など婦人科疾患が隠れている場合もありますので、そういった時は婦人科でも調べて頂くのが良いです。

婦人科の選び方

<20代の方の特徴>

20代は不健康な食事や睡眠不足など無理をする方が多く、それでもなんとか若さでカバーしていることがあります。しかし水がコップから溢れ出すようにストレスも許容値を超えると突如身体の不調が現れることがあります。
また痩せ型の女性が多く、慢性的な栄養不足の方も多いです。そのため生理が止まったり、生理痛が重く薬を飲まないと立っていられなかったり、そのほかにも生理前の肌荒れやイライラに悩んで相談に来る方もいます。

  1. <30代の方の特徴>

    30代は、20代のときの無理が著明に現れる時期です。生理不順、不妊、PMS(月経前症候群)など婦人科の疾患患者さんで一番多い世代ではないでしょうか。妊孕性(にんようせい)を考慮すると、より早い段階で治療をした方が良いです。何か気になる症状があればまずは相談にだけでも婦人科にかかるようにしましょう。早期発見、早期治療がポイントです。

  2. <40代以上の方の特徴>

    40代以降になると健康障害や更年期など、女性ホルモンが減少することに伴う相談が多くなります。甲状腺ホルモン疾患なども増えてくる時期で、最近疲れが取れない、気分が落ち込むなど何か心配なことがあれば相談下さい。

  3. <ご高齢の方の特徴>

    ご高齢の方は子宮脱やおりものの悩み、かゆみなどで受診する方が多いです。そのほかにも全世代における膀胱炎なども婦人科で治療します。

以上のようにいろいろな世代の方が受診するのが婦人科です。外陰部の悩み等は他の人に相談しにくいものですが、婦人科はそのような方のためにある診療科です。女性の悩みに一番近しい診療科ですので、安心して相談してみて下さい。

3.いつ、なんと言って予約したらいいの?

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今は予約の方法としては電話予約以外にもインターネット予約、LINE予約などいろいろな方法がありますが、どの方法でも予約時に伝えるべき項目は同じです。また最近では医療系のポータルサイトからも特定の医療機関の予約ができるようになっています。但しポータルサイトに公開されている予約枠は全てではなく一部となっている可能性があるので、ポータルサイトで埋まっていても直接医療機関に電話したり、医療機関の予約サイトを確認すると予約できるケースがありますのでご確認することをお勧めします。

予約時に伝えること

  1. 1 初診か再診か?

    その医療機関を受診するのが初めての時は初診、2回目以降は再診とお伝えください。医療機関側は、カルテがあるかを確認します。

  2. 2 お名前はフルネームで!

    ご結婚されて苗字が変わった方は、保険証と同じ苗字をお伝えください。

  3. 3 日中連絡がとれる電話番号
  4. 4 今回どのようなお悩みで受診するのか簡単に説明

    生理不順、生理痛が思い、不正出血がある、頻尿で残尿感がある、子宮頸がん検診したい、アフターピル希望など簡単に診察したい内容をお伝えください。

  5. 5 受診したい日程(日にちと希望時間)
  6. 6 希望があれば、女医や医師の希望を!

4.どんな診察をするの?痛みはないの?

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症状やご年齢等によって内容が多少異なりますが、概ね診療についての流れは以下になります。

診察の流れ

  1. 受付で保険証のお預かり、問診票の記入をする。

  2. 待合室で呼ばれるまで待機する。この時に問診表について看護師さんから質問や確認があるときもあります。

  3. 診察の順番が来たら診察室に入り、医師と現在の症状等、診察を行います。もし男性医師の場合は、必ず看護師が同席する所が殆どです。そのため医師と二人きりではないので、緊張せずにお話ください。もし医師に話にくいことなどあれば、そのあとに看護師さんにお伝えいただいても大丈夫です。もし緊張してしまう場合などは、事前に聞きたいことのメモを持参して確認するのも良いです。また婦人科疾患の場合は、最終月経について必ず聞かれますので、メモや携帯のアプリなど準備をしましょう。

  4. 診察後に、必要に応じて内診室に移動して内診とエコー検査、腟分泌物検査などを行います。内診時はパンツよりゆるめのスカートの方が着替えやすいのでお勧めです。

  5. 診察又は内診後に、必要に応じて処置室に移動して看護師さんによる採血や注射などを行います。女性の場合は採血で貧血になる方もおりますので、過去に採血中に貧血になった方は先に看護師さんに伝えるようにしましょう。

  6. 全ての検査が終了したら、再び医師による今回の病状の説明、今後の治療計画のお話などを行います。この時に質問や治療の希望などあれば、気軽に相談しましょう。

  7. 会計を行い、次回受診の予約、処方があればお薬又は処方箋をもらいます。

5.生理痛だけで受診してもいいの?

婦人科の選び方

生理痛には原因が明らかである器質性月経困難症と、原因は明らかではないが毎月生理痛の重い機能性月経困難症の2種類に分けられます。器質性月経困難症は、子宮内膜症や子宮筋腫などが原因であることが多いです。機能性月経困難症は子宮の入り口が狭い、プロスタグランジンというホルモンが痛みの原因を作ることなどが原因ですが、一般的に若年期に多く身体の成熟とともに軽快することが多いです。
自分の生理が異常なのかどうかわからないという方もいらっしゃいます。痛みの感じ方は人それぞれなので、生理痛など気になる症状があるときには婦人科でみてもらうことが安心です。以下の受診の目安を参考にしてみて下さい。

生理痛で受診すべき目安

  1. 生理のたび寝込むほど辛い
  2. 生理の量がいつもより多い
  3. 鎮痛剤を飲まないと立っていられないほど辛い
  4. 生理が不規則
  5. 不正出血した
  6. 生理が終わっても痛みが続いている
  7. 生理もしくはおりものがいつもと違う臭いがする
  8. 排尿時に痛みや残尿感がある
  9. 生理の時のふらつきなど貧血症状がひどい
  10. 予定があり生理日を調整したい

6.生理痛で受診したときの費用は?

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生理痛で受診する際には、その生理痛の原因がなんなのか原因を見つける必要があります。そのため、内診によるエコー検査、性病など感染症の検査、子宮頸がん検査などを行うことが多いです。これらの検査は保険が適応されますので検査内容は患者さんによって変わってきますが、概ね1万円〜1万5000円ほどあれば安心です。初診の方は、これに初診料(概ね870円程度)がかかります。そのためいろいろな医療機関にいくよりも、一つの医療機関で検査を全てしてもらう方が費用は抑えられます。

7.女性の病気で定期的に診てもらった方がいいものとは?

婦人科の選び方

女性には定期的に検査を受けた方がいいものと、症状があるときに検査を受けた方がいいものがあります。以下、簡単にご紹介致します。

定期的に受けた方がいい検査

20歳以上 子宮がん検査 1年に1回程
30歳以上 婦人科健診 1年に1回程
35歳以上 乳がん検査 1年に1回程
定期的に性交渉がある人 クラミジア検査 1年に1回程

症状があれば受けた方がいい検査

おりものの異常やかゆみ クラミジアや淋病などの性病検査
不正出血 子宮体癌や子宮頸がん検査
頻尿や残尿感など膀胱炎症状 尿検査
身体のだるさや原因不明の体調不良など ホルモン検査

6.まとめ

不妊治療とは?

子宮や卵巣は、ストレスを繊細に感じ取ります。生理痛やPMS(月経前症候群)などは、体のSOS信号なので頑張り過ぎのアラートかもしれません。そのため、今一度自分の体と向き合うタイミングです。特に我慢されたり、放置されて後から来院される方も多く、「もう少し早く来院してもらえれば」ということもあり、是非そのままにせずに婦人科に相談するようにしましょう。


    

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