胚の凍結・融解の管理方法について
当院では胚凍結・融解において胚を安全に管理すべく、不妊治療に関する認定施設条件をクリアした医療安全管理マニュアルを定め、それに沿って業務にあたっています。
凍結する胚は、1個につき1本の専用容器(Cryotop)に載せて凍結します。胚が複数ある場合は胚にナンバリングして識別しています。
凍結に使用するCryotopには凍結日、患者氏名、発育日数、胚のナンバーおよびグレードを記入しています。胚を載せたcryotopを専用の容器(cane)に収納し、液体窒素タンクへ収納します。
これらの凍結作業は1人の胚培養士が慎重かつ丁寧に行い、各工程において別の胚培養士が目視にてチェックすることで全ての作業をダブルチェックしています。
胚凍結の流れ
胚融解の流れ
施設の安全配慮・対策について
当院では、インキュベーターの倒壊防止と停電時でも稼働できるよう自家発電装置を導入しています。
万が一何らかの事象や事故等で停電が起きた際は、すぐにインキュベーターに非常電源が供給されるようになっています。